港北区薬剤師会では、昨今の「お薬が手に入りにくい」という状況に対応するため、地域の薬局どうしで在庫情報を共有できるシステムである「LINCLEこうほく」の導入を進めています。
この取り組みに参加している薬局は以下のとおりです。添付のポスターが目印です。
現在、咳止めや去痰薬、抗生物質など、多くの医薬品の供給が不安定となっており、供給が滞っている医薬品は、令和7年9月時点で全医薬品16,806品目中、2,250品目(13%強)に達しています。 このうち836品目は「供給停止」とされ、その他の品目も「出荷制限(限定出荷)」がかかっているため、薬局が注文してもすぐに入手できない状況です。
薬局では最大限お薬の確保に努めていますが、すべてのお薬をご用意するのが難しい場合があります。そのため、せっかく処方せんを持って来ていただいても、必要なお薬がそろわず、いくつもの薬局を回っていただくケースが増えてきています。こうした状況は、「お薬難民」や「たらいまわし」と呼ばれることもあり、患者さんにご負担をおかけしています。
そこで、少しでもスムーズにお薬を受け取っていただけるよう、地域の薬局どうしで在庫の情報を共有し、「どの薬局ならお薬が出せる可能性が高いか」をご案内できるようにする取り組みを始めました。
港北区薬剤師会では、『あなたの大切なお薬、「ちいき」で探します。』を合言葉に、地域の力で皆さまのお薬をサポートしてまいります。
