一般社団法人港北区薬剤師会

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会長挨拶

会長挨拶

一般社団法人 港北区薬剤師会のホームページへようこそお越しくださいました。
会長(代表理事)を務めさせていただいております 相沢 淳(アイザワ ジュン)です。

港北区は人口36万2千人(令和5年1月現在)と、政令区としては全国で最も人口が多い区となります。また、3月から相鉄・東急の相互運転も開始され、横浜市西部から新横浜・綱島・日吉などを経由し都内に出るまで鉄道の便が良くなり、今後、さらに発展していくことが期待されています。その中で、地域の薬剤師会・薬局としては、近年 日頃の処方箋応需だけでなく、薬剤の配送のラストワンマイルを担う存在としてクロ-ズアップされてきていることを再認識しています。
昨年は、 薬局・薬剤師の公衆衛生面での活動領域、貢献領域の拡大は私たちにとってさらに前進となりました。
新型コロナウイルス対応ワクチンの調整業務(本年度は、集団接種は予定されていません)、抗原定性検査キットの販売、行政と連携した検査キットの無償配布事業への参画、新型コロナ経口治療薬の供給、自宅への配送、そして昨年末には新型コロナ・インフル同時検査キットの販売が薬局でできるようになり、従来の調剤業務やOTC医薬品の販売以外の地域貢献も実感できるようになりました。また、「災害や新興感染症の発生時等に、都道府県等から医薬品の供給等について協力の要請があった場合には、地域の医療機関と連携し、必要な対応を行うこと」ということが求められております。 まさに災害時などで本当に困ったときに、いかに地域のためになれるか?ということが問われていると感じております。
昨年11月23日、3年ぶりの開催となった「ふるさと港北ふれあいまつり」では、横浜市薬剤師会所有のモバイルファーマシーの車両の展示・災害時における薬剤師の取り組みについての紹介や血圧・血管年齢・血管硬化度を測定できる機械を使用した健康測定など行いました。モバイルファーマシーでは実際に車内の見学・説明を聞いていただき、「普段はどこに車があるのか?」「どのくらいの種類の薬を管理できるか?」「モバイルファーマシーは日本に何台あるのか?」など多くの質問をいただき、地域の皆様の災害に対する関心の高さを実感することが出来ました。さらに、災害時には会員薬局が登録している、災害時安否確認サービスを活用して会員薬局の開局情報、被災状況などをいち早く把握する体制を整え、これを円滑に動かしていくために、年に2回、災害時のぼり旗掲出訓練時に安否確認サービスの訓練を行っています。併せて、港北区医療従事者無線クラブもあり、携帯電話などの通信状態が不良な状況でも必要な情報が正確・迅速に入手できるよう緊急体制の整備を進めています。

また、港北区医師会・歯科医師会・行政・看護師・介護スタッフなどと取り組んでいる「港北区高齢者支援ネットワーク」は、在宅医療に係る多職種間で顔の見える関係を構築し、それぞれの立場から意見を出し合い、医療・介護を円滑に提供できるようにすることを目的に、年3回研修会を開催しています。活動は設立10周年を迎え、高齢者福祉保健に幅広く貢献していることが評価され、本年1月には「港北区民表彰」を受賞しました。

港北区薬剤師会は令和5年4月より「一般社団法人」として活動しております。法人格となったことで、地域社会へより積極的な参画ができるようになり、これまで以上に地域住民の皆様の健康増進に寄り添うことを目指し、邁進して参ります。