「この薬、ずっと飲まないとダメですか?」 この疑問は、誰でも一度は思ったことがあるでしょう。薬を飲み続けることへの不安や抵抗感は、当然のことですね。
飲み続ける必要がある薬と、生活習慣の改善などで減らしたりやめたりできる可能性がある薬を見分けるためのポイントを、わかりやすく説明します。
「この薬、ずっと飲まないとダメですか?」 この疑問は、誰でも一度は思ったことがあるでしょう。薬を飲み続けることへの不安や抵抗感は、当然のことですね。
飲み続ける必要がある薬と、生活習慣の改善などで減らしたりやめたりできる可能性がある薬を見分けるためのポイントを、わかりやすく説明します。
薬を飲み続けるかどうかは、治療している「病気の種類」と「今の体の状態」で決まります。
特に一生の服用が必要になるのは、「慢性疾患」の治療薬です。これらは、見た目には元気でも、体の中でじわじわと進んでいく病気です。薬でしっかり管理を継続しないと、将来的に脳卒中や心筋梗塞といった怖い病気を引き起こすリスクがあるため、薬によるコントロールが欠かせません。
| 疾患名 | 治療の目的(なんのために飲むの?) | 服用中止の原則 |
| 高血圧症 | 血管の負担を軽くし、脳や心臓の病気を防ぐ | 原則やめられません。 検査の数値が安定すれば減量を検討します。 |
|---|---|---|
| 脂質異常症 | コレステロールなどを減らし、脳や心臓の病気を防ぐ | 原則やめられません。 検査の数値が安定すれば減量を検討します。 |
| 糖尿病 | 血糖値を下げ、目や腎臓などの合併症を防ぐ | 原則やめられません。 検査の数値が安定すれば減量を検討します。 |
| 慢性腎臓病 | 腎臓の働きが落ちるスピードを緩やかにし透析にならないようにする。 | 原則やめられません。 |
| 慢性的な精神疾患 | 気分の波を安定させ、病気のぶり返し(再発)を防ぐ | 原則やめられません。 急にやめると再発リスクが高まります。 |
これらの薬は、風邪薬のように症状を「治す」のではなく、病気を「管理する」ために飲みます。血圧や血糖値が安定しても、薬をやめるとすぐに数値が悪化し、怖い合併症のリスクが上がってしまうため、自分の判断で中断するのは絶対にやめましょう。
一方で、医師や薬剤師と相談しながら、薬の量を減らしたり、最終的に服用を終わらせたりできる可能性がある薬もあります。
一時的なつらい症状を抑えるための薬は、その原因がなくなれば中止できることがあります。
高血圧や糖尿病などの慢性疾患の薬でも、生活習慣を大きく改善し、その効果がしっかり出た場合は、薬を減らせる可能性があります。
ただし、薬を減らすかどうかは、医師が定期的な血液検査などの結果を見て厳しく判断します。自己判断で勝手にやめると、病状が急に悪くなる危険性があります。
薬が本当に不要なのかは、検査数値や病気の状態を見て医師が判断します。自己判断で中止するのはとても危険です。